座り続ける行為が死を招く!

『座り続ける行為が実は死を招くかもしれない』
職場や自宅などで1日の多くの時間を座って過ごす私たち。今、最新の研究で座り続ける時間が長くなると体に深刻な影響を及ぼすことが分かってきています。

ネヴィル・オーウェン博士

「座りすぎ」は糖尿病や心臓病のリスクを高めます。

ネヴィル・オーウェン博士は、15年前から座りすぎと健康との関わりを研究してきた第一人者です。

座り続ける事のリスクと対策

座り続ける事で、私たちの体にいったい何が起きるのか?座り続ける事のリスクとその対策に関する情報になります。

国谷裕子アナウンサー

たかが座りすぎと思われるかもしれませんが、最近長く座り続けていることで起きる、健康リスクについての研究結果が、次々と明らかになっています。職場でのデスクワーク、家に帰れば食卓に座り、食事の後はソファーでテレビ、あらゆる場面で腰掛けています。2本の足で立ち上がり活動することで進化を遂げてきた人類。しかし生活環境によって現代人は今、座ることを、言わば虐げられた状態に置かれているとも言われています。座る時間が長い人はどんな健康リスクにさらされているのか?慢性的な腰痛はもちろん、糖尿病や心筋梗塞、ガンなどを発症しやすく死亡するリスクも高まるというのです。

国谷裕子アナウンサー

世界の20の国と地域を対象にした調査で日本人は座っている時間が最も長いという結果が出ています。 以下は起きている時間の過ごし方を活動量ごとに分類したグラフです。ほとんど動かずに座ったままの時間が半分以上を占め、立ち仕事、 家事など行う時間は40%程度、普通に歩く以上の運動しているのはわずか5%に過ぎません。
座り過ぎの健康リスクにいち早く着目した海外の国では 『Is Sitting the New smoking?』座ることは新たな喫煙か? という問いかけをして座り過ぎへの注意喚起をしようとしています。
座り続けることで私たちの体に何が起きるのか、対策に乗り出したオーストラリアの取り組みと共にご覧ください。

国を挙げて座り過ぎの対策に取り組むオーストラリア

国を挙げて座り過ぎの対策に取り組むオーストラリア。 メルボルンにある小学校を尋ねてみると・・・

ケイシー

私はケイシー 教室の机について紹介するわ。この机は高さが調整できるのよ。座るときと、立つときの調整ができるのよ。

この小学校では去年から長時間座り続けることを避け、立ちながら授業を受けられるようにしています。

ジェレミー

座っていると背中や首が痛くなるけど、立つと体が楽ちんなんだ。

パーカー先生

クラス全員で1日30分は立って過ごすようにしています。 子供達は前より集中して授業を受けています。

オーストラリアでは、座り過ぎ防止のキャンペーンが行われています。

座る時間と死のリスク

オーストラリアでは官民一体となってまり次に警鐘を鳴らすキャンペーンを展開。 職場では1日2時間以上経って過ごすよう勧めています。 積極的な啓発活動に取り組む背景には、長く座ることの問題を指摘したある研究がありました。 国内の45歳以上の男女22万人を3年近くにわたって追跡した調査。 期間中に亡くなった人たちの生活スタイルを調べたところ、座る時間が大きく影響していました。1日4時間未満の人たちと比べて、11時間以上だった人たちは死亡するリスクが40%も高まっていたのです。何故、長く座り続けることが健康へのリスクを高めるのか?

ネヴィル・オーウェン博士

長く座り過ぎると確かに身体に悪影響があります。 そこで私は健康へのリスクについて、より科学的に検証してみようと考えたのです。

ネヴィル・オーウェン博士。 15年前から座りすぎと健康との関わりを研究してきた第一人者です。

これまでの研究から長く座り続けると、体の代謝機能や血液の流れに悪影響を及ぼし、深刻な病につながることが分かってきました 。立ったり歩いたりしている時は、足の筋肉がよく働きます。この時、筋肉の細胞内では、血液中から糖や中性脂肪が取り込まれ、エネルギーとして消費される代謝が盛んに行われます。ところが、座ると全身の代謝機能を支えてきた足の筋肉が活動せず、糖や中性脂肪が取り込まれにくくなり、血液中で増えてしまいます。 さらに座った状態が長く続くことで、全身を巡る血流が悪化し、血液がドロドロになります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、さらに糖尿病などのリスクが高まるのです。

ネヴィル・オーウェン博士

長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまいます。 体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうのです。

世界で最も座る時間が長い日本人

明らかになってきた座りすぎのリスク。 そうした中、世界で最も座る時間が長い国、日本です。 世界20の国や地域で座っている時間を比較した調査では、最も長い7時間という結果が出ています。

早稲田大学では去年から座り過ぎが健康へどのような影響を与えるのか追跡調査を始めています。 調査では370人の参加者に加速度計と呼ばれる測定器を渡し、1日のうち座っている時間を集計します。

参加者の一人、武者英之さん52歳です。 ゴム部品を製造する工場を営む武者さん。健康のため朝は歩いて出勤するのが日課です。 職場でも事務所と工場の間を頻繁に行き来するようにしています 。

武者英之さん

デスクワーク主体の人よりは立ち動いているなていう、まぁ、自負というか、そういう気持ちは持っています。

ところが、計測の結果は・・・

武者英之さん

ちょっとショックを受けてるんですけれど・・・

武者さんが座っている時間は1日に何と9.8時間にも及んでいました。 一方、歩くなど動いている時間はわずか1時間あまりにすぎません。

武者英之さん

意外と座っているんだなというのが一番に感想です。これは非常に驚きですね。

あれだけ体を動かしていたのに、なぜこんな結果になってしまったのでしょうか。 実は武者さん。 出勤するとデスクワークに追われ、午前中はほとんど座りっぱなし。 午後、外回りに出かけても得意先まで往復2時間の運転中もずっと座りぱなし。 家に帰っても食事をしたり、テレビを見たり、寝るまでの4時間、ほとんど座り続けていました。運動することは心がけていても、一旦座ると、なかなか立ち上がることのなかった武者さん。体にも影響が見られました。 代謝が進まずお腹周りは98 CM。 内臓脂肪は標準の1.5倍に達していました。

武者英之さん

結局こういう所に、数字が表れてくるので・・・どうしようかと?

座ってる時間と肺がんの発生率

さらに最近、長く座り続ける生活が、より深刻な病につながる可能性も明らかになってきました。北海道大学の鵜川重和さんは、全国およそ12万人の生活スタイルと病気の関係を20年にわたって調査したデータを解析。

長時間の座位行動をとる人っていうのは・・・

男性の場合座ってテレビを見ている時間の長さが肺がんの発症率に関わることを突き止めました。 座っている時間が2時間未満の男性と比べ4時間以上だと肺がんの発症率が3割以上上がっていたのです(2時間未満→4時間以上 1.36倍)

北海道大学大学院 鵜川重和助教授

肺がんの発症の可能性が高いということのほかにも肝臓ガンであったり、慢性閉塞性肺疾患の可能性が高くなるということが明らかになってきました。 今後は感染症であったりこれまで明らかになっていない、がんとの関連についても明らかにしたい。

座り過ぎがもたらす健康リスク

国谷裕子アナウンサー

今回のゲストは、座り過ぎがもたらす健康リスクに着目して研究を続けてらっしゃいます、 早稲田大学スポーツ科学学術院岡浩一郎さんです。その座りすぎがもたらすその健康リスク。 心筋梗塞や糖尿病、ガンと本当にあの多くのリスクを孕んでるわけですけれども、これはどこまでその科学的な、そのエビデンスとして裏付けられた、研究なんでしょうか?

岡 浩一郎教授

そうですね座り過ぎの健康リスクの研究っていうのは、ここ15年ぐらいで非常に進展しました。その中でもですね、座りすぎてることって言うのが、先ほどの VTR にもありましたように死亡のリスクに繋がってるだとかと言うとのことあります。それらはですね、大事なことっていうのは体を動かしてる、あるいはタバコを吸ってる、そう言ったような、その死亡にかかわるような所の影響を統計学的に調整したとしても認められるということなんですね。そういった点が非常にあの重要なとこだと思います。 そのメカニズムに関しまして、体を動かすということがですねこれまで、例えば大腸がんであるとか、閉経後の乳がんであるとか、そういった事の予防につながるということは、分かってはいるんですけれども、まだまだ、その座り過ぎがですね、がんの予防と どうしてがんが発症するのかということに関係するかどうかというのはまだまだ、メカニズムは分からないところがあります。 今ありましたように座りすぎてることが、例えば糖尿病に繋がっていくと、非常に代謝機能が落ちていくって言うのがわかってるんですね。 そのメカニズムっていうのは まだまだその、何て言うんですかね、分からない部分もあるんですけれども、例えばですねその筋肉からその糖の取り込みに関わるようなですね そのグルコース輸送体というようなものであったりとか、そういう機能が低下したり、それからですね 脂肪の分解酵素と言われてるような、そのリポタンパクリパーゼと言ったのものの機能が非常に低下すると、それが結果としてあの糖尿病だとか その先にあるような心疾患だとか脳卒中だとか、それとものリスクを引き出すというふうに考えられていると思います。

国谷裕子アナウンサー

今のリポートで武者さんは 自分は本当に歩くことやそして、事務所と工場の間を行ったり来たりするなど、一生懸命動いているつもりだったけれども、結果を見るとものすごく座り過ぎだったということにショックを受けたんですけども、 こうした結果は多分多くの人々に通じるものなんでしょうね

岡 浩一郎教授

そうですね。 武者さんの場合、大体10時間ぐらい一日で座ってられるということと、 それと生活起きてる時間の6割ぐらいをしてみるということだったと思うんですね。 それも見ていただければわかるとおり、仕事はパソコン、移動は車、それから家に帰るとずっと座ってあのテレビを見たりすると。 一般的な生活習慣だとは思うんですけれども 全てどちらかというとその環境が非常に例えば仕事はもうパソコンに向かってますのでそれ座り続けてしまいます。 そのリモコンであるとかですね家に帰ってもリモコンを使ってテレビを見たりとか そういうようなことで非常に環境が大きく影響してんじゃないかなという思いはあります

国谷裕子アナウンサー

座っている事自体が問題なんですか?

岡 浩一郎教授

そうですね、あの座ること自体はあまり問題ではないというかですね。 やはり長時間続けて座ってしまうことが、座り続けていることが大きな問題なんだと思います。 もちろん立ってですね、立ち続けて立ち仕事の方なんかは、ずっと立ち続けてるわけで、 そういった方々が腰痛になったりとかですね。そういう風なリスクもありますし、 ようするに同じ姿勢をずっと続けてるといたったところが大きな問題になってくるんだと思います。

国谷裕子アナウンサー

そうするとそのベストとしてはどれくらい座って、座った後を立たないといけないんですか?

岡 浩一郎教授

そうですねまだそのはっきりとした時間というところもですね、まだまだわかってない部分も多いんですが 大体ですね、あの30分あるいは1時間に1度ぐらいは少なくとも立ってですね。少し動いたりすると言ったところが重要になってくるかと思います

国谷裕子アナウンサー

オーストラリアでは子供の時からそれを認識を持たせようという取り組みが始まってるんですね。

岡 浩一郎教授

そうですね 特にあのオーストラリアなんかは肥満の問題が非常に多くあります。 それによって子供の頃の肥満がですね、大人になってもそのまま持ち越されてしまうといったことも分かっていますので、子供の頃からしっかり対策をしていくというのは重要なんだと思います。

オフィス環境の大改革に乗り出した日本の大手IT企業

国谷裕子アナウンサー

さぁ、日本でも座りすぎのリスクに目を向けて新たなその対策を始めようという企業も出てきました

オフィス環境の大改革に乗り出した大手 IT 企業です。皆さんパソコンに向かい、座ってお仕事かと思いきや、あれ?立ってる。この企業では今年8月に社員13000人ぶんの机を一新しました。 最高125 CM まで上げられ立ったままデスクワークができます 。

IT企業の社員A

立って使っている人が多いので最近は良く上げて使っています。

IT企業の社員B

あまり運動もしないので仕事の時間中ぐらいは立って一日の終わりに体が痛いこともなくなって、その辺は改善したと思います。

机は1台18万円ほど。 多額の費用をかけても社員の健康を守ることは企業にとっての責任だと考え、導入に踏み切りました。

楽天ファシリティ 高橋朋之課長

健康というのがこのオフィスづくりのコンセプトにあって、快適な姿勢で最大限仕事をしてもらうことをなるべく実現したいなと思ってます。

この机を開発した事務機器メーカーです。 事務用の椅子を主力製品としてきたこのメーカー。 これまで60年以上、ひたすら座り心地の良さを追求してきました。

高度経済成長期は体を支えるための椅子作りだった。

より快適な椅子が求められるようになったのは1990年代 職場にパソコンが普及し始めたのがきっかけでした。

岡村製作所 武田浩二室長

座り心地を追求する為に、3種類の硬さの違うウレタンをブレンドして、椅子を作っていました。

長時間座り続けても疲れない椅子を開発するため 素材や形状などの研究が加速しました。 ところが、座りすぎの健康リスクが相次いで報告される中、このメーカーでは大きな方針転換を迫られたのです。

岡村製作所 武田浩二室長

快適な座り心地の椅子の制作という事が根底から覆るんじゃないか?否定されたんじゃないか?非常にこれは新しいテーマに取り組まないとダメなんだなと思いました。

机の高さを見直すことによる座りすぎ防止策

どうすれば座り過ぎの弊害を避けることができるのか。 新たな製品開発の突破口が、業界で長く定着してきた、机の高さを見直すことでした。 市販されているものは、72センチの高さが常識となっていますので、我々の机の高さの固定概念ということになります。立ったままでの仕事を可能にしてきたこの机、仕事は座ってするものという、従来の発想を転換する大きなチャレンジでした。 発売から10ヶ月、座り続けることをやめたことで、思わぬ効果が出ている職場もあります。この日、事務機器メーカーの担当者は110台の机を導入した企業を訪ね、聞き取り調査を行いました。 すると体調面の改善に加え、社員の働き方にも、影響を与えていることがわかりました 。

導入企業Aさん

ちょっとコピーしてすぐ確認して そういうときは立ってる方が早いですね。 スピード感アップしたイメージ?いちいち(立ったり座ったり)ガシャンガシャンがないので

さらにこんな声も


導入企業Bさん

コミュニケーションが増えた(立ち話の)場面が非常に増えてきているのは見てもわかりますよね。

あちらこちらで立ち話をする光景が見られるようになり職場の風通しが良くなったといいます。


導入企業Cさん

(立つのと座るのは)半分半分くらい。立ってる方が好きです。

立ち上がる事の重要性

長く座って働くことが当たり前だった日本の職場。 座り過ぎのリスクを減らす取り組みは、オフィスの風景を変えていくことになるのでしょうか。

国谷裕子アナウンサー

仕事は座ってするものだという風に、当たり前のように思い込んでましたけど、もうそろそろそういったその常識を変える頃に来てるんでしょうかね

岡 浩一郎教授

そうですね じゃあ立ちましょうか!

国谷裕子アナウンサー

やっぱり(笑)健康に悪い?

岡 浩一郎教授

そうですね。 これまでだと、やっぱりで働けば働くほど、不健康になるようなオフィスという感じだったと思うんですね。これからやっぱり目指すべき、健康経営というの言葉も浸透してきてますし、働けば働くほど、健康になるようなオフィスを、やっぱり作って行かなきゃいけないんじゃないかなという風に思うんですよね。

国谷裕子アナウンサー

それが生産性の向上にもつながる可能性が?

岡 浩一郎教授

そうですね。社員の職務満足感であったりとか、その仕事の能率よくなるとかそういったことにもつながっていくんじゃないかなという風に思っています。

国谷裕子アナウンサー

その求められるのは、歩いたり走ったりといったそういうことですか?

岡 浩一郎教授

そうですね。 こちらを見て頂きたいんですけど、今おっしゃっていただいたのここの部分(起きている間の行動グラフの歩く・走る5%を指して)だと思うんですね。これを増やす事っていうのは非常に重要なことだと思うんですね。 一方で今やっぱりやらなきゃいけないなと思ってることは、この座ってるというここの部分を(起きている間の行動グラフの座っている55~60%を指して)ここ(起きている間の行動グラフの家事・立ち仕事35~40%を指して)にありますような様々な生活の中の活動って言うんでしょうか、自宅でできるな活動もそうですし・・・

国谷裕子アナウンサー

具体的には家事や洗濯、水やり、ストレッチ、部屋の片付け

岡 浩一郎教授

そうですね。 そういった自宅でのことであったりとか職場で言えば、コピーを遠くにに取りに行ったりとかですね 少し立って歩くとかですね、そう言ったの事をあの積極的にやるというのが、大事になってるんじゃないかなと思います。 特にこのやっぱりこの活動をですね増やしていこうというのが、非常に重要なテーマと思います。

健康への投資

国谷裕子アナウンサー

あの具体的には、我々今、立ってますけど、立ったそのオフィス環境っていうのは海外ではどれほど進んでるものなんでしょうか。

岡 浩一郎教授

例えばアメリカシリコンバレー等の IT ベンチャーなんかですと非常に多くの人たちが立ってパソコンで仕事してると言ったようなことも聞きますし、例えば歩行なんかで見ますと 新しくOfficeに導入する机がほとんど9割方がですねスタンディングデスク等の可動式のものを導入してると言ったのことも情報としてあります。

国谷裕子アナウンサー

かなりそれは健康への投資という考え方で・・

岡 浩一郎教授

そうですね。これまでのそのコストという考え方から社員への投資ということが重要なポイントなんじゃないかなと思います。

国谷裕子アナウンサー

ただ高齢化社会の中でなかなか立つことが難しかったり、動くことが難しいかとも増えてると思うんですけども、どういったその動きが大事なんでしょうか

岡 浩一郎教授

そうですね やっぱり足をしっかり使うということが大事になってくるかと思います。 例えば今立ってますけれども、少しかかとをゆっくり口を上げたりですね、こういうのことを生活のいろんな場面で行ったりとかですね、さらには、一番体の中の大きな筋肉ですからこのももの前の筋肉をゆっくり

国谷裕子アナウンサー

これ(机)持ちながらいいですか?

岡 浩一郎教授

そうですね。 こう(机)を持った形で様々、例えば台所に行った時とかですね、やることたくさんあると思いますのでそういうのを少し取り入れていくといいんじゃないかなと思います。

座ったままでの運動は?

国谷裕子アナウンサー

座ったままはどうですか?

岡 浩一郎教授

座ったままでもですね、例えばこういうような、つま先を上げるような運動が大事なんだと思います。

国谷裕子アナウンサー

ありがとうございました。岡 浩一郎さんと共にお伝えいたしました。

 

 

 

 

ここまでが一連の流れ(放送どうり)。以降は40分動画分です。

 

 

 

国谷裕子アナウンサー

立ち仕事、 家事など行う時間は40%程度、普通に歩く以上の運動しているのはわずか5%に過ぎません。
座り過ぎの健康リスクにいち早く着目した海外の国では 『Is Sitting the New smoking?』座ることは新たな喫煙か? という問いかけをして座り過ぎへの注意喚起をしようとしています。
座り続けることで私たちの体に何が起きるのか、対策に乗り出したオーストラリアの取り組みと共にご覧ください。

ネヴィル・オーウェン博士

「座りすぎ」は糖尿病や心臓病のリスクを高めます。

座り続ける事で、私たちの体にいったい何が起きるのか?座り続ける事のリスクとその対策に関する情報になります。

座り続ける行為が死を招く!

『座り続ける行為が実は死を招くかもしれない』
職場や自宅などで1日の多くの時間を座って過ごす私たち。今、最新の研究で座り続ける時間が長くなると体に深刻な影響を及ぼすことが分かってきています。

国谷裕子アナウンサー

たかが座りすぎと思われるかもしれませんが、最近長く座り続けていることで起きる、健康リスクについての研究結果が、次々と明らかになっています。職場でのデスクワーク、家に帰れば食卓に座り、食事の後はソファーでテレビ、あらゆる場面で腰掛けています。2本の足で立ち上がり活動することで進化を遂げてきた人類。しかし生活環境によって現代人は今、座ることを、言わば虐げられた状態に置かれているとも言われています。座る時間が長い人はどんな健康リスクにさらされているのか?慢性的な腰痛はもちろん、糖尿病や心筋梗塞、ガンなどを発症しやすく死亡するリスクも高まるというのです。

国谷裕子アナウンサー

世界の20の国と地域を対象にした調査で日本人は座っている時間が最も長いという結果が出ています。 以下は起きている時間の過ごし方を活動量ごとに分類したグラフです。ほとんど動かずに座ったままの時間が半分以上を占めています。

なるべく身体を動かしていると思っていた武者さんですが、加速度計での測定結果は芳しくありませんでした。なぜこんな結果になってしまったのでしょうか。 実は武者さん。 出勤するとデスクワークに追われ、午前中はほとんど座りっぱなし。 午後、外回りに出かけても得意先まで往復2時間の運転中もずっと座りぱなし。 家に帰っても食事をしたり、テレビを見たり、寝るまでの4時間、ほとんど座り続けていました。運動することは心がけていても、一旦座ると、なかなか立ち上がることのなかった武者さん。体にも影響が見られました。 代謝が進まずお腹周りは98 CM。 内臓脂肪は標準の1.5倍に達していました。

武者英之さん

結局こういう所に、数字が表れてくるので・・・さあ、どうしようかと?

座ってる時間と肺がんの発生率

さらに最近、長く座り続ける生活が、より深刻な病につながる可能性も明らかになってきました。北海道大学の鵜川重和さんは、全国およそ12万人の生活スタイルと病気の関係を20年にわたって調査したデータを解析。

長時間の座位行動をとる人っていうのは・・・

男性の場合座ってテレビを見ている時間の長さが肺がんの発症率に関わることを突き止めました。 座っている時間が2時間未満の男性と比べ4時間以上だと肺がんの発症率が3割以上上がっていたのです(2時間未満→4時間以上 1.36倍)

北海道大学大学院 鵜川重和助教授

肺がんの発症の可能性が高いということのほかにも肝臓ガンであったり、慢性閉塞性肺疾患の可能性が高くなるということが明らかになってきました。 今後は感染症であったりこれまで明らかになっていない、がんとの関連についても明らかにしたい。

国谷裕子アナウンサー

ゲストは、座り過ぎがもたらす健康リスクに着目して研究を続けてらっしゃいます、 早稲田大学スポーツ科学学術院岡浩一郎さんです。

国谷裕子アナウンサー

座り過ぎの健康リスクにいち早く着目した海外の国では 『Is Sitting the New smoking?』座ることは新たな喫煙か? という問いかけをして座り過ぎへの注意喚起をしようとしています。
座り続けることで私たちの体に何が起きるのか、対策に乗り出したオーストラリアの取り組みと共にご覧ください。

国を挙げて座り過ぎの対策に取り組むオーストラリア

国を挙げて座り過ぎの対策に取り組むオーストラリア。 メルボルンにある小学校を尋ねてみると・・・

ケイシー

私はケイシー 教室の机について紹介するわ。この机は高さが調整できるのよ。座るときと、立つときの調整ができるのよ。

この小学校では去年から長時間座り続けることを避け、立ちながら授業を受けられるようにしています。

ジェレミー

座っていると背中や首が痛くなるけど、立つと体が楽ちんなんだ。

パーカー先生

クラス全員で1日30分は立って過ごすようにしています。 子供達は前より集中して授業を受けています。

オーストラリアでは、座り過ぎ防止のキャンペーンが行われています。

座る時間と死のリスク

オーストラリアでは官民一体となってまり次に警鐘を鳴らすキャンペーンを展開。 職場では1日2時間以上経って過ごすよう勧めています。 積極的な啓発活動に取り組む背景には、長く座ることの問題を指摘したある研究がありました。 国内の45歳以上の男女22万人を3年近くにわたって追跡した調査。 期間中に亡くなった人たちの生活スタイルを調べたところ、座る時間が大きく影響していました。1日4時間未満の人たちと比べて、11時間以上だった人たちは死亡するリスクが40%も高まっていたのです。何故、長く座り続けることが健康へのリスクを高めるのか?

ネヴィル・オーウェン博士

長く座り過ぎると確かに身体に悪影響があります。 そこで私は健康へのリスクについて、より科学的に検証してみようと考えたのです。

ネヴィル・オーウェン博士。 15年前から座りすぎと健康との関わりを研究してきた第一人者です。

これまでの研究から長く座り続けると、体の代謝機能や血液の流れに悪影響を及ぼし、深刻な病につながることが分かってきました 。立ったり歩いたりしている時は、足の筋肉がよく働きます。この時、筋肉の細胞内では、血液中から糖や中性脂肪が取り込まれ、エネルギーとして消費される代謝が盛んに行われます。ところが、座ると全身の代謝機能を支えてきた足の筋肉が活動せず、糖や中性脂肪が取り込まれにくくなり、血液中で増えてしまいます。 さらに座った状態が長く続くことで、全身を巡る血流が悪化し、血液がドロドロになります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、さらに糖尿病などのリスクが高まるのです。

ネヴィル・オーウェン博士

長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまいます。 体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうのです。

座り続ける行為が死を招く!

『座り続ける行為が実は死を招くかもしれない』
職場や自宅などで1日の多くの時間を座って過ごす私たち。今、最新の研究で座り続ける時間が長くなると体に深刻な影響を及ぼすことが分かってきています。

ネヴィル・オーウェン博士

「座りすぎ」は糖尿病や心臓病のリスクを高めます。

ネヴィル・オーウェン博士は、15年前から座りすぎと健康との関わりを研究してきた第一人者です。

座り続ける事のリスクと対策

座り続ける事で、私たちの体にいったい何が起きるのか?座り続ける事のリスクとその対策に関する情報になります。

国谷裕子アナウンサー

たかが座りすぎと思われるかもしれませんが、最近長く座り続けていることで起きる、健康リスクについての研究結果が、次々と明らかになっています。職場でのデスクワーク、家に帰れば食卓に座り、食事の後はソファーでテレビ、あらゆる場面で腰掛けています。2本の足で立ち上がり活動することで進化を遂げてきた人類。しかし生活環境によって現代人は今、座ることを、言わば虐げられた状態に置かれているとも言われています。座る時間が長い人はどんな健康リスクにさらされているのか?慢性的な腰痛はもちろん、糖尿病や心筋梗塞、ガンなどを発症しやすく死亡するリスクも高まるというのです。

国谷裕子アナウンサー

世界の20の国と地域を対象にした調査で日本人は座っている時間が最も長いという結果が出ています。 以下は起きている時間の過ごし方を活動量ごとに分類したグラフです。ほとんど動かずに座ったままの時間が半分以上を占め、立ち仕事、 家事など行う時間は40%程度、普通に歩く以上の運動しているのはわずか5%に過ぎません。

世界で最も座る時間が長い日本人

明らかになってきた座りすぎのリスク。 そうした中、世界で最も座る時間が長い国、日本です。 世界20の国や地域で座っている時間を比較した調査では、最も長い7時間という結果が出ています。

早稲田大学では去年から座り過ぎが健康へどのような影響を与えるのか追跡調査を始めています。 調査では370人の参加者に加速度計と呼ばれる測定器を渡し、1日のうち座っている時間を集計します。

参加者の一人、武者英之さん52歳です。 ゴム部品を製造する工場を営む武者さん。健康のため朝は歩いて出勤するのが日課です。 職場でも事務所と工場の間を頻繁に行き来するようにしています 。

武者英之さん

デスクワーク主体の人よりは立ち動いているなていう、まぁ、自負というか、そういう気持ちは持っています。

ところが、計測の結果は・・・

武者英之さん

ちょっとショックを受けてるんですけれど・・・

武者さんが座っている時間は1日に何と9.8時間にも及んでいました。 一方、歩くなど動いている時間はわずか1時間あまりにすぎません。

武者英之さん

意外と座っているんだなというのが一番に感想です。これは非常に驚きですね。

あれだけ体を動かしていたのに、なぜこんな結果になってしまったのでしょうか。 実は武者さん。 出勤するとデスクワークに追われ、午前中はほとんど座りっぱなし。 午後、外回りに出かけても得意先まで往復2時間の運転中もずっと座りぱなし。 家に帰っても食事をしたり、テレビを見たり、寝るまでの4時間、ほとんど座り続けていました。運動することは心がけていても、一旦座ると、なかなか立ち上がることのなかった武者さん。体にも影響が見られました。 代謝が進まずお腹周りは98 CM。 内臓脂肪は標準の1.5倍に達していました。

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